AirJapanブランドが2026年3月で運航終了へ

2025年11月18日火曜日

旅情報

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〜ANAグループの中距離LCCが約2年で幕〜

2025年10月30日、ANAグループの「AirJapan(エアージャパン)」が、2026年3月をもってブランド運航を終了すると発表しました。
2024年2月に初便を就航してから、わずか2年ほどでのブランド終了となります。




✈️ 運航終了の詳細

  • 運航終了日:2026年3月28日(土)
     ただし、同日の成田発最終便(NQ1便=成田→バンコク、NQ3便=成田→シンガポール)に対応する
     **復路のNQ2便(バンコク→成田)・NQ4便(シンガポール→成田)**が
     3月29日深夜に運航予定(政府認可申請中)です。


💺 予約済み・これから予約する人は?

  • 予約済みの方:特別な手続きは不要。そのまま搭乗可能です。

  • 新規予約:運航最終日までは、AirJapan公式サイトで引き続き購入できます。


🌏 AirJapanとは?

AirJapanは、ANAホールディングス傘下の中距離国際線ブランドとして、
「ANAの品質 × LCC価格」をコンセプトに2024年に本格運航を開始しました。

  • 拠点:成田空港

  • 主な就航地:バンコク、シンガポール、ソウル、デリーなど

  • 使用機材:ボーイング787-8

  • シートピッチ:標準79cm(ANAエコノミーよりやや広め)

  • 料金体系:預け手荷物・機内食などがオプション制

LCCとフルサービスの中間的な位置づけとして注目されましたが、ANAグループの事業整理の一環として、ANAブランドに再統合される形となります。


💡 なぜ終了?背景を読み解く

ANAグループは、

  • 国内外での需要回復のばらつき

  • 運航コスト上昇

  • ブランドの整理(Peach・ANA・AirJapanの3ブランド運営負担)
    といった課題を抱えており、グループ再編の動きが進んでいました。

特に、AirJapanは「ANA国際線の低価格版」として差別化が難しく、利用者からも「ANA便との違いがわかりにくい」との声が少なくありませんでした。

今後は、ANA本体がAirJapanの運航路線を順次引き継ぐ見通しです。


🧳 利用予定の人はどうすればいい?

2026年3月までの予約は引き続き有効ですが、
以降は同路線がANA便として再編される可能性があります。
AirJapan便のマイル加算やステータス特典などはANAマイレージクラブを通じて扱われており、
利用者への大きな不利益はなさそうです。

ただし、座席指定・荷物・機内食の有料制など、AirJapan独自サービスが終了する点には注意が必要です。


✈️ まとめ

  • AirJapanブランドは2026年3月28日をもって終了

  • 最終運航便は成田発バンコク行き/シンガポール行き

  • ANAが今後、国際線ブランドを一本化

  • 予約済みの便はそのまま搭乗可能

AirJapanは短命に終わってしまいましたが、
その「快適なLCC」というコンセプトは多くの旅行者に好評でした。
ANAグループがこの経験をどう次の国際線戦略に活かしていくか、今後に注目です。


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