長距離フライトの前にほっと一息つける「スターアライアンスラウンジ」。
ANAやルフトハンザなどスターアライアンス加盟航空会社の上級会員・ビジネスクラス利用者が使える共通ラウンジです。

これまでヨーロッパの複数都市で利用してきましたが、今回は ローマ・フィウミチーノ空港とパリ・シャルル・ド・ゴール空港のラウンジを比較してみたいと思います。

🇮🇹 ローマ：最後まで“ローマらしさ”を味わえるピザ天国

初めて利用したスターアライアンスラウンジがローマ空港でした。
印象的だったのは、焼きたてピザが常に数種類並んでいるという豪華なフードエリア。

マルゲリータ、きのこ、ズッキーニなど、次々に焼かれていくピザは本格的で、ラウンジというより“ミニピッツェリア”。
「ローマの最後の食事がこれでよかった」と思えるほどの満足度でした。

ドリンクやスイーツも充実していて、旅の締めくくりにぴったり。
利用者も多いですが、席数が多く、落ち着いて過ごせました。

✨ おすすめポイント

• 焼きたてピザが絶品

• フードの種類が豊富（パスタ・サラダ・ドルチェなど）

• イタリアらしい明るく開放的な雰囲気

🇫🇷 パリ：フードは控えめ、でも“大人のワインラウンジ”感

一方、パリ・シャルル・ド・ゴール空港のスターアライアンスラウンジは、雰囲気重視の落ち着いた空間。
ただし、フードの種類は少なめで、軽食中心です。
ローマのあとに利用したこともあり、少し物足りなさを感じました。

とはいえ、さすがパリ。
ダイニングのほかにカフェエリアがあり、「くすみティー（フランスのハーブティー）」などをゆっくり楽しめます。
さらに、バーエリアには大きなワインセラーがあり、ワインルームで飲み比べを楽しむことも可能。

お酒を楽しむ方にとっては、まさに“大人の社交場”といった雰囲気です。
私自身はお酒を飲まないので、食事重視のローマの方が好みでしたが、
静かに過ごしたい方や、ワイン好きの旅行者にはおすすめのラウンジです。

✨ おすすめポイント

• カフェエリア＆ハーブティーでパリらしい時間を

• ワインルームが本格的

• 照明・内装がシックで落ち着いた雰囲気

🍷 まとめ：食事ならローマ、雰囲気ならパリ

どちらもスターアライアンスの基準を満たす快適なラウンジですが、
「食事を楽しみたいならローマ」、「落ち着いて過ごしたいならパリ」がおすすめです。

🧳 利用条件の基本メモ

• 対象者：スターアライアンス・ゴールド会員、ビジネスクラス・ファーストクラス利用者

• 営業時間：便により異なるが、早朝〜夜まで営業

• 同伴者：ゴールド会員は1名まで無料同行可

スターアライアンスラウンジは、どの空港でも“その都市らしさ”が表れるのが魅力。
次の旅でも、出発前の「空港時間」をぜひ楽しんでみてください。