わんこ海外旅行の手続き

2019年4月4日木曜日

海外わんこ

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 準備期間は最低4カ月

わんこと海外へ行くためには、いくつかの手続きがあります。

ひとつは、相手国へ入国するための手続き、日本を出国するための手続き、日本へ再入国するための手続き、そして、旅行中のホテルや航空券の手配など。

手続きの流れは以下のようになります。スケジュールはあくまで目安です。

初めての渡航の場合、最低でも4か月は必要になるかと思います。

計画をたてるのであれば、時間に余裕をもってすすめてくださいませ。

4か月前

マイクロチップの装着

狂犬病の予防接種1回目

狂犬病の予防接種は、マイクロチップ装着後に実施する必要があります。

同日でも問題ないと思うのですが、獣医師さんとご相談ください。

3か月前

狂犬病の予防接種2回目

1回目の予防接種から30日以上たってから2回目の予防接種をすることが推奨されています。

狂犬病抗体価検査用採血

2回目の狂犬病の予防接種から、約7日から14日以内に採血をすることを推奨されています。

行先の決定

遅くても、このタイミングまでにどこに行くか、どの飛行機で、どのルートで行くかをざっくりでもきめておいたほうがいいです。

各国ごとに入国ルールが設けられているため、行きたい国の情報を調べるとなると、ちょっと遅いかも

2か月前

抗体価検査結果

狂犬病の抗体価検査から2週間程度で検査結果が送られてきます。

抗体価が規定値(0.5IU/mL)以上であればOK。

無事に、海外渡航の準備ができます。

もし万が一規定値に届かない場合は、再度採血する必要があります。

航空券の予約

航空会社にもよりますが、機内へわんこを持ち込む場合、飛行機によって犬の数が決まっています。

そのため、想定している飛行機がすでにほかのわんこが予約をしていると、搭乗できない場合があります。

渡航先の国の必要書類の準備

国によっては、ノミダニの処置や、ワクチンまで言及しているところもあります。

各国ごとに必要な書類をそろえましょう

基本的には、出国時に検疫でもらえる書類があれば、問題なさそうですが。。。

それも国によりますし、健康診断書が必要な国もあるらしいです

NACCS(旧ANIPAS)申請(40日前!!!)

必須条件です。

日本の動物検疫の予約、再入国と出国の申請をしなくてはならないです。

農林水産省の動物検疫所は各空港に設置されているので、出発空港に申請書を用意し、FAXしてもいいようですが、ネットから簡単に申請できるので検疫所のシステムを使うことをおすすめします。

この中で、再入国の申請が40日前となっています。

これが守れないと海外にいけないのでお気をつけくださいませ。

1か月前

ホテルの予約

海外のホテルは、犬連れOKなところも少なくないです。

意外と簡単にみつけられるとは思いますが、わんこOKのホテルを予約します。

旅行の準備

観光スポットやアクティビティによっては、わんこNGのものもあります

行ってから、わんこだめじゃーんとならないように前もって調べることをおすすめします

帰国の準備

帰国するためには、現地で獣医師さんにみてもらい、政府機関でエンドースメントしてもらうというちょっと面倒な手続きが必要となります。

わんこの準備

海外旅行先へもっていくものや、航空会社の指定にあうバッグをさがしたり、意外とわんこの旅行準備は大変です

わんことの海外旅行にもっていくもの(破損のため、記事作成中)

わんこ機内持ち込みキャリーバッグ(破損のため、記事作成中)

出発当日

検疫

各空港内にある動物検疫所で出国の手続きを行い、現地に入国する際にもっていく書類や、帰国時に必要となる書類をもらいます。

羽田空港の場合ですが、検疫所までのみちのりはこちらです


航空会社チェックイン

通常、Webチェックインをしている方でも、わんこ連れの場合は、カウンターでの手続きが必要です。

荷物検査、出国手続き

日本の空港内は、バッグの中にいれておくことがほとんどですが、セキュリティチェックの際は、わんこをバッグから出します。

ルフトハンザ航空でのチェックインの様子です

通常のチェックイン手続きに加え、わんこのバッグや重さをはかったり、わんこの旅行代金をこちらで支払ったりします


出国までの過ごし方

私が利用している羽田空港では、出国後、外に出れるところはありません。

おトイレやお食事など、必要な方は出国前にすませましょう

あとは、空港内の椅子などで、搭乗まで待つのみです。

現地の空港

空港にもよるかもしれませんが、ドイツなどは、わんこはバッグから出してあげてOKです。

10時間以上もバッグの中にいたので、のりつぎなどがある場合は、おしっこをさせてあげるといいですね


旅行中

獣医師さんによる診察

帰国の際に必要となる書類に記入してもらうため、獣医師さんのところに行く必要があります

エンドースメント

政府機関の公的なはんこを押してもらう必要があります

帰国日

現地空港

日本と同様にチェックインが必要となります

帰国時

日本の空港に到着したら、動物検疫に立ち寄る必要があります

まとめ

以上が、必要な手続きの流れとなります。

なお、狂犬病の抗体価検査については、2年間有効期限がありますので、2回目以降はもっと簡単になります。

また、期限がきれるタイミングと狂犬病の注射のタイミングをうまく調整すれば、一度行ってしまえば、それ以降は2年ごとの抗体価検査は必要となりますが、マイクロチップの装着、狂犬病接種などはわざわざ海外に行くために実施する必要がなくなるので、思ったよりも簡単にいけるよというのが私の感想です。

とはいえ、わんちゃんが高齢になると、海外旅行は難しいかもしれません。

知り合いの獣医師さんに聞いたところ、8歳すぎたら、健康診断してねと言っていました。

飼い主も、わんちゃんも慣れない環境では大変だと思いますので、行くなら、最初の1回は早めに行くことをおすすめします。

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