わんこ海外旅行の手続き2019

2019年8月4日日曜日

海外わんこ

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犬と海外旅行ガイド|出発6か月前からの手続き・飛行機・ホテル準備完全まとめ【体験談つき】

犬と一緒に海外旅行に行きたい!と思っても、「本当にできるの?」「どんな手続きが必要?」「飛行機やホテルはどうなるの?」と不安だらけですよね。

実は、日本から犬を連れて海外に出るには 数か月単位の準備 が必要です。狂犬病ワクチンの接種や抗体価検査、NACCS申請、現地での書類手続きなど、忘れてしまうと出国や帰国ができなくなる大事なステップもあります。

この記事では、

  • 犬を海外に連れて行くための手続き

  • 飛行機やホテルでのルール

  • 実際に「出発1か月半前から準備して間に合った体験談」

をまとめました。これから犬と海外旅行を考えている方の参考になれば嬉しいです。


犬と海外旅行は可能?まず知っておくべき基本ルール

日本から出国・帰国するための条件

  • マイクロチップの装着(必須。チップ番号で個体識別します)

  • 狂犬病ワクチン接種(12か月以内に2回接種し、以降は毎年継続)

  • 狂犬病抗体価検査(指定機関で0.5IU/mL以上が必要)

  • 動物検疫所での手続き(NACCS申請・出国/帰国の検査予約)

日本は「狂犬病清浄国」なので、出入国の手続きは非常に厳格です。


出発6か月前からの準備スケジュール

6か月前〜

  • マイクロチップを装着(すでに済んでいれば不要)

  • 狂犬病ワクチン 1回目 接種

4か月前〜

  • 狂犬病ワクチン 2回目 接種

  • 狂犬病抗体価検査(結果が出るまで2週間〜1か月)

40日前まで

  • NACCS(旧ANIPAS)申請
     ※出国40日前までに必要。飛行機の予約後に行います。

出発直前

  • 健康診断&証明書を獣医師に発行してもらう

  • 空港検疫所に「出国検査」の予約をする(フライトの3時間前が目安)


【体験談】1か月半前でも間に合った!

本来は6か月以上前から準備するのが基本ですが、我が家では2019年、出発まで1か月半しかない状態で準備をスタートしました。

  • マイクロチップ:以前から装着済み

  • 狂犬病ワクチン:毎年接種していたので、昨年と今年の接種で「1年以内に2回」をクリア

  • 抗体価検査:出発1か月半前に採血し、2週間後に結果が届き、無事規定値クリア

  • NACCS申請:先に仮申請して、抗体価検査結果が出てから修正

かなりギリギリでしたが、毎年きちんと接種していたおかげで間に合いました
ただし、これはあくまで例外。初めて海外に犬を連れて行く場合は、必ず余裕を持って準備することをおすすめします。


飛行機で犬と旅行する方法

航空会社のルール

  • 機内持ち込みできるサイズ・重量(例:ルフトハンザは8kgまで、ソフトキャリー必須)

  • 貨物室預け入れ(中型犬・大型犬の場合)

  • 事前リクエスト必須(航空券予約後、電話やメールでペット同伴を申請)

実体験(ルフトハンザ利用)

  • プレミアムエコノミーを予約 → ただし最前列は不可(犬を座席下に置けないため、自動的に後方席に移動)

  • リクエスト時に「キャリーのサイズ」を聞かれる

  • 誓約書を事前に記入して持参

ポイント:犬の座席リクエストは「人間より犬が優先される」ケースがあるため、早めの確認が必須。


宿泊・移動での注意点

ペット可ホテル

  • Booking.comやAirbnbで「ペット可」フィルターを使う

  • 追加料金や条件(口輪必須など)がある場合あり

鉄道・フェリー

  • フランスSNCF鉄道:小型犬はキャリーで有料乗車可

  • フェリー:犬はOKだが「口輪必須」とのこと

体験談:クロアチア・ドブロブニク行きのフェリーでは犬同伴OK。ただし情報が少なく、事前確認に苦労しました。口輪必須とのことでとりあえず買っていったのですが、ちっちゃいわんこは不要といわれました。




渡航先ごとの必要書類

EU圏(フランス・イタリアなど)

  • 日本の動物検疫所で発行される「EU向け衛生証明書」で入国可

クロアチア

  • EU加盟国ですが、国によっては追加の書類確認が必要な場合あり

✅ 体験談:イタリア大使館に問い合わせ → 「EUルールに基づいて」との回答。日本の検疫所で証明書を作成してもらえて安心しました。


帰国のための手続き

日本に帰るときも忘れてはいけないのが検疫です。

  • 現地で獣医師に健康診断を受ける

  • 政府機関で「エンドースメント(証明書の承認)」を受ける

  • 帰国前に日本の動物検疫所に連絡し、検査予約

  • 空港到着後、検疫所で最終確認 → 問題がなければ一緒に帰国可能

体験談:ナポリで現地サポートをお願いし、スムーズに書類作成&手続きができました。


まとめ|犬と海外旅行を楽しむために

  • 準備は半年前からスタートが基本!

  • 狂犬病ワクチンと抗体価検査が最重要

  • 航空会社・渡航先の最新ルールを必ず確認

  • 帰国時も手続きがあるので要注意

  • 【実体験】毎年接種していれば、出発1か月半でもギリギリ間に合ったケースあり

犬と一緒の海外旅行は大変ですが、手続きさえクリアすれば大きな喜びになります。
次回の旅に向けて、余裕を持って準備してみてくださいね。

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